税金が払えない時の対処法

住民税、所得税、自動車税、固定資産税...税金は自己破産しても免除されない支払い義務です。しかし分割払い・猶予・減免の制度があります。滞納して差し押さえを受ける前に、この記事の方法で対処しましょう。

最終更新: 2026年3月14日

税金別の猶予・分割制度

税金の種類猶予・分割減免相談窓口
住民税分割・猶予可能(最大1年)災害・失業時に減免あり市区町村の税務課
所得税分割・猶予可能(最大1年)災害時に減免あり税務署
自動車税分割・猶予可能障がい者は減免あり都道府県税事務所
固定資産税分割・猶予可能災害・生活困窮時に減免あり市区町村の税務課
国民健康保険税分割可能所得減少時に減額・免除あり市区町村の国保課

納税猶予制度の詳細

徴収猶予(申請型)

以下の事情がある場合、最大1年間の納税猶予が認められます。猶予期間中は延滞金が軽減(年1.0%程度)されます。

  • ・災害・盗難により財産に損失を受けた場合
  • ・本人または家族が病気・けがをした場合
  • ・事業の廃止・休止をした場合
  • ・事業に著しい損失を受けた場合

換価の猶予

税金を一括で納付すると生活が困難になる場合、差し押さえ財産の売却(換価)を最大1年間猶予する制度です。分割での納付が認められます。

申請の手順

  1. 1. 税務署または市区町村の納税課に電話で相談
  2. 2. 「納税の猶予申請書」を入手して記入
  3. 3. 収支の状況がわかる書類(給与明細、預金通帳のコピー等)を添付
  4. 4. 分割払いの計画を提示
  5. 5. 審査(通常1〜2週間)

税金滞納のリスク

延滞金の加算

納期限の翌日から延滞金が加算されます。最初の2ヶ月は年2.4%程度、それ以降は年8.7%程度です。100万円の滞納で年間約8.7万円の延滞金が発生します。

財産の差し押さえ

督促状の送付から10日以内に納付しない場合、法律上は差し押さえが可能になります。実際には督促後も猶予されることが多いですが、長期間放置すると給与、預金口座、不動産などが差し押さえられます。

自己破産しても免除されない

税金は自己破産しても免責されません(非免責債権)。つまり破産しても税金の支払い義務は残ります。だからこそ早めに分割・猶予の相談をすることが重要です。

税金を減らす方法

確定申告で使える控除一覧

控除名控除額条件
医療費控除10万円超の部分年間医療費が10万円超
ふるさと納税寄附金-2,000円自己負担2,000円で返礼品GET
iDeCo掛金全額月1.2〜6.8万円まで
生命保険料控除最大12万円生命・医療・年金保険
住宅ローン控除残高の0.7%最大13年間

絶対にやってはいけないこと

督促を無視し続ける

無視すればするほど延滞金が膨らみ、差し押さえのリスクが高まります。早めに相談しましょう。

税金のために闇金から借りる

税金は分割・猶予が可能です。闇金に手を出す必要は一切ありません。

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よくある質問

Q. 税金が払えない場合、差し押さえはすぐに来ますか?
A. すぐには来ません。まず督促状が届き、その後も放置すると催告書が届きます。それでも未納が続くと財産調査の後に差し押さえが行われます。通常、滞納から差し押さえまで3〜6ヶ月程度ですが、自治体により異なります。差し押さえを避けるために、早めに役所の納税相談窓口に相談しましょう。
Q. 税金の分割払いはできますか?
A. はい。納税の猶予制度を利用すれば、最大1年間の分割払いが認められます。また、換価の猶予(差し押さえ財産の売却を猶予)も最大1年間可能です。いずれも申請が必要なので、税務署や市区町村の納税課に相談しましょう。
Q. 税金の減免制度はありますか?
A. 災害・病気・失業・事業の廃止などやむを得ない事情がある場合、住民税や国民健康保険税の減免を受けられる場合があります。また、住民税非課税世帯には様々な優遇制度があります。お住まいの自治体の税務窓口に相談してください。
Q. 住民税が払えない場合はどうなりますか?
A. 住民税を滞納すると延滞金(年8.7%程度)が加算されます。さらに放置すると給与や預金口座の差し押さえが行われます。特に会社員の場合、給与差し押さえになると勤務先に知られてしまいます。早めに分割相談しましょう。
Q. 確定申告で税金を減らす方法はありますか?
A. 医療費控除(年間10万円超の医療費)、ふるさと納税(寄附金控除)、住宅ローン控除、生命保険料控除、iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)など、多くの控除制度があります。確定申告で適用すれば所得税・住民税が減額されます。FPに相談すれば見落としている控除を見つけてもらえます。

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