更新日: 2026年3月14日
信用情報機関とは?CIC・JICC・全銀協の違いと開示方法
「信用情報ってそもそも何?」「CIC・JICC・KSCの違いがわからない」という方に向けて、 3つの信用情報機関の役割、登録される情報、開示方法と費用の比較、目的別の選び方をわかりやすく解説します。
本記事の情報について
本記事は2026年3月時点の情報です。各機関の開示方法・費用・保有期間は変更される場合があるため、 最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。
信用情報機関とは
信用情報機関とは、個人のクレジットカードやローンの利用履歴・返済状況(信用情報)を収集・管理する機関です。 金融機関(銀行・消費者金融・クレジットカード会社など)は、ローンやカードの審査時にこれらの情報を参照して、 申込者に返済能力があるかどうかを判断します。
日本にはCIC・JICC・KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つの信用情報機関があり、 それぞれ異なる種類の金融機関が加盟しています。
信用情報に登録される主な項目:氏名・住所・勤務先などの本人情報、 契約内容(契約日・借入額・限度額)、返済状況(入金日・入金額・残高)、 事故情報(延滞・債務整理等の「異動」情報)、申込情報(照会記録)
CIC・JICC・KSCの比較表
| 比較項目 | CIC | JICC | KSC(全銀協) |
|---|---|---|---|
| 正式名称 | 株式会社シー・アイ・シー | 株式会社日本信用情報機構 | 全国銀行個人信用情報センター |
| 主な加盟会員 | クレジットカード会社、信販会社、携帯電話会社 | 消費者金融、クレジットカード会社 | 銀行、信用金庫、信用組合、農協 |
| 確認できる情報 | クレカ利用、ショッピングローン、携帯分割払い | 消費者金融ローン、キャッシング | 銀行カードローン、住宅ローン、教育ローン |
| オンライン開示 | 対応(スマホ/PC) | 対応(スマホアプリ) | 対応(PC・マイナンバー必要) |
| 郵送開示 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 費用 | 500円(ネット)/ 1,500円(郵送) | 1,000円 | 1,000円(ネット)/ 1,124〜1,200円(郵送) |
| 結果取得まで | 即時(PDF) | 即時 or 郵送約1週間 | 即時(PDF)or 郵送約1〜2週間 |
| 延滞情報の保有期間 | 解消後5年 | 解消後1年 | 解消後5年 |
| 自己破産の保有期間 | 5年 | 5年 | 7〜10年 |
3機関合計の費用は約2,500〜3,700円です。全ての借入状況を把握するには3機関全てへの開示請求がおすすめです。
3機関の情報共有ネットワーク
3つの機関はそれぞれ独立していますが、以下のネットワークで情報を共有しています。
CRIN(Credit Information Network)
CIC・JICC・KSCの3機関が参加。延滞などの事故情報(異動情報)を相互に共有しています。 そのため、消費者金融で延滞すると、銀行のローン審査にも影響が出ます。
FINE(Financial Information Network)
CICとJICCの2機関が参加。総量規制の判断に必要な借入残高情報を共有しています。 これにより、消費者金融とクレジットカード会社の両方の借入を合算して年収の1/3の判定が行われます。 総量規制の詳細はこちら
つまり:「CICにだけ事故情報があるから、JICCの加盟会員なら審査に通る」 ということは基本的にありません。事故情報はCRINを通じて共有されています。
目的別:どの機関に開示すべきか
住宅ローンの審査前に確認したい
住宅ローンは銀行が審査するためKSCが最重要ですが、銀行はCIC・JICCも照会することが多いため、 3機関全てに開示請求することをおすすめします。
ブラックリストに載っているか確認したい
事故情報はCRINで共有されていますが、保有期間は機関によって異なります。 全ての記録が消えているか確認するには3機関全てに開示請求が必要です。 ブラックリストの詳細はこちら
信用情報の保有期間一覧
| 情報の種類 | CIC | JICC | KSC |
|---|---|---|---|
| 申込情報(照会記録) | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月〜1年 |
| 契約情報 | 契約終了後5年 | 契約終了後5年 | 契約終了後5年 |
| 延滞情報 | 解消後5年 | 解消後1年 | 解消後5年 |
| 任意整理 | 完済後5年 | 完済後5年 | 完済後5年 |
| 個人再生 | 5年 | 5年 | 7〜10年 |
| 自己破産 | 5年 | 5年 | 7〜10年 |
信用情報に関するよくある疑問
Q. 信用情報の開示は審査に影響する?
いいえ、本人による開示請求は審査に影響しません。 開示請求は「本人開示」として記録され、金融機関からの「照会」とは区別されます。 安心して開示請求してください。
Q. 他人の信用情報を見ることはできる?
原則としてできません。信用情報の開示は本人のみ(または法定代理人・委任状による代理人)が行えます。 企業が個人の信用情報を照会するには、本人の同意と正当な理由(審査など)が必要です。
Q. 信用情報に誤りがある場合は?
各信用情報機関に「調査依頼」を申し出ることができます。調査の結果、誤りが確認されれば 情報が訂正・削除されます。手数料は無料です。
Q. 信用情報を「良くする」方法は?
事故情報がない方は、クレジットカードやローンを遅延なく返済し続けることが 最も効果的です。いわゆる「クレヒス(クレジットヒストリー)」を積み重ねることで、 審査に有利になります。逆に、全く利用履歴がない「スーパーホワイト」状態も審査に不利に働く場合があります。
🏛️ 信用情報に問題がある方への相談窓口
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
電話: 0570-051-051 借入や返済に関する無料相談。
日本クレジットカウンセリング協会
電話: 0570-031640 多重債務のカウンセリングを無料で実施。
信用情報に関する注意
- ・「信用情報を消せる」「ブラックリストを修復できる」と謳う業者は詐欺です
- ・短期間に多数のローン・カードに申し込むと「申込ブラック」で審査に悪影響が出ます
- ・返済が困難な方は債務整理の無料相談を早めに利用しましょう
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